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八千代ブログ

見習い女将による着物ブログ

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粋紗の襦袢

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7月に入り衣更えが済み、着物も完全に薄物にチェンジしたところで

今日は夏の絹織物・粋紗についてお話します。


20150708.jpg


粋紗とは、経糸に玉糸を用いて、強い撚りをかけて織られた

盛夏用の絹織物です。

節の多い玉糸を用いて織るので所々に節が見られ、

紬らしい趣のある素朴な風合いが特徴です。

名前に粋『紗』とありますが絡み織ではなく、

透けるように織り上げられた平織りの薄い生地は見るからに涼しそうです。



私は昨日、はじめて粋紗の襦袢を着ました。

一日着て過ごしてみて感じたことは

・生地にシャリ感がある

・サラリとした肌触りで、汗をかいた肌にもくっつきにくい

・通気性はあまり良くないが紋紗に比べて軽く・涼しく感じる

こんなところでしょうか。



単衣仕立ての着物や襦袢は、しゃがんだり正座をしたりすると

腰やお尻部分の生地が傷みます。

そうすると生地が引っ張られ、縫い目の糸が見える状態になる事があります。

この状態を私達は『生地が“めめる”』といいます。

これを予防するために居敷当てをつけて仕立てる方法がありますが、

そうすると薄く透ける生地の場合、居敷当てがまる見えになってしまいます。

しかし粋紗は通気性があまり良くない代わりに織り目が細かく、

生地が“めめり”にくくなっています。

そのため居敷当てをつけずに仕立てても安心ということなのです。

それでも着ていて涼しく感じるのは、生地自体が軽いから。

軽い=涼しい、ということなのでしょう。

いくら透けて涼しげに見えても、着てみて暑くては盛夏には向きません。

そう考えると粋紗って上手いことできてるなぁと思います。笑

これらの特徴はうちの店にもある『王上布』ととてもよく似ています。

王上布もめめりにくい襦袢として人気ですが、生産量が少なく

現在は受注生産のみとなっています。

同じものかも知れませんが、王上布の方が糸は細めで生地も柔らかめです。



いろいろと書きましたが、夏はまだまだこれから。

本当に暑くなるのもまだもう少し先…

果たして粋紗の襦袢で日本の夏は越せるのか!

またご報告します!( ̄▽ ̄ ゞ

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